ランボルギーニのドアは一般的な車のドアとは開閉の仕組みが大きく異なります。
ランボルギーニならではの「シザードア」と呼ばれるユニークなドアが特徴的で、カウンタック以来受け継がれてきたランボルギーニのアイコンと言える存在です。
しかし、シザードアの開閉にはコツと慣れが必要不可欠。
ランボルギーニのシザードアを上手に開け閉めする方法をマスターすれば、ランボルギーニの世界観がより深く楽しめるはずです。
本記事では、ランボルギーニのシザードアの開け方について、基本的な手順から実践的なコツまで解説します。ランボルギーニならではのシザードア開閉を極め、さらなるドライビングの愉しみを味わいましょう。
この記事のポイント
- ランボルギーニのドアの種類と特徴
- シザードアの歴史
- シザードアの開閉の仕組み
- シザードアを上手に開閉するコツ
ランボルギーニのドアの開け方とは?
ランボルギーニのシザードアとは
ランボルギーニ以外の車でもシザードアを採用している車種
シザードアのメリットとデメリット
シザードアの歴史 – 最初にシザードアを採用したのは
シザードアの開閉の仕組み
シザードアを開けるときの注意点
ランボルギーニのドアは一般的な車のドアとは違う開閉方式
ランボルギーニのドアは、一般的な車のドアとは開閉の仕組みが大きく異なります。ランボルギーニのドアは「シザードア」と呼ばれる独特の開閉方式を採用しています。
シザードアは、ドアの前部にある固定されたヒンジを支点にして上方へ開くドアの方式です。一般的な車はドアが横方向に開きますが、シザードアはまるでハサミのように上に開く独特の動きをします。
シザードアはランボルギーニの代名詞的な存在となっていますが、ランボルギーニ以外にも一部のスーパーカーでシザードアが採用されています。
シザードアには派手でインパクトのあるスタイルというメリットがありますが、一般道では上方スペースが必要となるため使い勝手面では難があるのが現状です。
歴史を振り返ると、世界で初めてシザードアを採用したのは1968年発表のアルファロメオ・カラボでした。その後1972年に発表されたランボルギーニ・カウンタックによってシザードアは一般に広まりました。
シザードアの開閉機構は、ヒンジ部にガス圧ダンパーが組み込まれており、ドアをある程度の位置まで上げればダンパーの力で自動的に全開になる仕組みになっています。
シザードアは見た目のインパクトが大きい反面、上方に十分なスペースがない場所では開けにくい特性があるため、使用する際には周囲の状況に注意が必要です。
ランボルギーニのシザードアとは
ランボルギーニのシザードアは、ドアの前部上端にあるヒンジを支点に、上方へ開く独特のドア機構です。
シザー(ハサミ)のように2枚のドアが内側に向かって開く動きから、この呼称が定着しました。ランボルギーニの代名詞的な存在として知られています。
ランボルギーニ独特の角の利いた意匠と相まって、大変インパクトがあり派手なスタイルを演出します。跳ね上げられるドアはランボルギーニのトレードマークと言えるでしょう。
シザードアを採用しているランボルギーニの車種としては、カウンタック、ディアブロ、ムルシエラゴ、アヴェンタドールなどがあります。
ランボルギーニ以外の車でもシザードアを採用している車種
ランボルギーニ以外でも、一部のスーパーカーにシザードアが採用されている例があります。
代表的なシザードア採用車としては、マクラーレン・P1、同F1、アルファロメオ・TZ3 スタディレ、同4C スパイダーなどが知られています。
この中でもマクラーレン・P1、F1のシザードアは「ディヘドラルドア」と呼ばれ、ランボルギーニのそれとは若干ニュアンスが異なります。
ランボルギーニのシザードアほどではありませんが、一定のインパクトはあるシザードアを採用することで差別化を図っていると考えられます。
シザードアのメリットとデメリット
シザードアには、視覚的インパクトという大きなメリットがあります。ジャッキナイフのように跳ね上がるドアは派手なアピール効果があり、スーパーカーの心をくすぐるスタイルとなっています。
一方で、上方スペースがない状況下では全開にできないなど使い勝手に難があるのがデメリットです。一般車に比べて扱いづらさがあるのは否めません。
また、シザードアの構造上、ドアの剛性確保が難しく、耐久性や安全面での課題も指摘されています。メリットを活かしつつ、デメリットをカバーすることが重要だと言えます。
シザードアの歴史 – 最初にシザードアを採用したのは
シザードアが初めて採用されたのは、1968年発表のアルファロメオ・カラボでした。このコンセプトカーが世界初のシザードア採用車となります。
その後1972年に発表された、ランボルギーニ・カウンタックが世界初のシザードア採用量産車となりました。この車によってシザードアは一般に広く知られることとなったのです。
カウンタックに搭載されたランボルギーニ V12エンジンの後継モデルとして、ディアブロ、ムルシエラゴ、アヴェンタドールとシザードアを受け継いできました。
シザードアの開閉の仕組み
シザードアの開閉メカニズムは、ドアヒンジ部にガス圧ダンパーが組み込まれた構造になっています。
ドアをある程度の位置で固定すれば、ダンパーの力でドアが自動的に全開する仕組みとなっています。
ドアを閉じる時もダンパーが作用し、少し押し下げれば自動的に閉まるようになっています。非力な人でもラクに開閉できる工夫がなされているのです。
ガソリン圧によってダンパーの作用タイミングを調整でき、ドアの重さ感覚をある程度カスタマイズ可能です。
シザードアを開けるときの注意点
シザードアを開ける際は、周囲に人がいないことを確認する必要があります。思わぬところにドアが当たらないよう、十分注意が必要です。
また、ドア上部にあるヒンジやダンパーに無理な力がかからないよう、ゆっくりと開閉することが大切です。
シザードア専用の錠前を備える車も多いため、鍵を差した状態での開閉も重要です。鍵を外れた状態ではヒンジを壊す恐れもあります。
雨天時にはシザードアが雨水で濡れてしまうため、水分を拭き取ってから開閉することが望ましいでしょう。
ランボルギーニのシザードアの開け方をマスターしよう
ランボルギーニのシザードアは、その独特の開き方から操作に慣れが必要です。段階を追って開け方をマスターしていきましょう。
シザードア付きランボルギーニに乗り込むコツ
シザードアを壊さないための注意点
シザードアのメンテナンスのポイント
シザードアの使い方上手になる練習方法
シザードアを開閉するときの正しい姿勢
まとめ:ランボルギーニシザードア開け方
ランボルギーニのドア開閉の基本的な流れ
ランボルギーニのドアを開ける際の基本的な手順は以下の通りです。
1.ドアの錠前が外れていることを確認する
2.ドア上部の溝に手をかける
3.ゆっくりと力を入れながらヒンジを支点にドアを持ち上げる
4.ダンパーが作動し、ドアが自動的に全開するのを待つ
閉じる時は逆の手順で、最後に錠前をすることを忘れずに。
シザードア付きランボルギーニに乗り込むコツ
ランボルギーニに乗り込むコツの1つは、まず運転席側のドアを開けておくことです。助手席側のシザードアが邪魔にならないようにするためです。
運転席に座った後は、両手を使って助手席側のドアを下ろし、最後に錠前をするのがスムーズな乗り込み方となります。
シザードアを壊さないための注意点
シザードアのヒンジやダンパーは、無理な力が加わると故障の原因となります。
ドアを少し開けた状態で車体に寄せたり、強く押しつけたりしないことが大切です。
また、ドア上部の開口部に手をかけて車体を支えるような使い方も避けた方が良いでしょう。
シザードアのメンテナンスのポイント
シザードアのメンテナンスでは、ヒンジやダンパーの点検が欠かせません。
ヒンジの給油状態や、ダンパーの作動音に異常がないか、専門店で定期的に確認する必要があります。
開閉時の動きの違和感があれば早めに点検を受けるべきでしょう。
シザードアの使い方上手になる練習方法
シザードアの開閉に上手になるには、実際に練習することが重要です。
まずはゆっくりとドアを開閉し、ヒンジとダンパーの動きに慣れましょう。力の入れ方によって動きが大きく変わることを体感してください。
次に、開けるタイミングを変えてダンパーの作動タイミングを確認してみてください。ドアの重さ感覚が変わることが実感できるはずです。
シザードアを開閉するときの正しい姿勢
シザードアを開閉するときは、無理のない姿勢で操作することが重要です。
開ける時は体の向きに合わせて、腰を低くして両手を使うのが基本的な姿勢です。
閉める時は体側にドアを寄せて、体重をかけずに両手で下ろすようにします。
不自然な姿勢で無理すると、腰を痛める可能性があるので注意が必要です。
まとめ:ランボルギーニシザードア開け方
ランボルギーニのドア開け方のポイント
- ランボルギーニのドアは「シザードア」と呼ばれる独特の開閉方式。
- シザードアは上方に開くドアで、ハサミのように開く。
- シザードアはランボルギーニの代名詞的な存在。
- シザードアは視覚的インパクトが大きい反面、扱いにくさもある。
- 最初にシザードアを採用したのは1968年のアルファロメオ・カラボ。
- シザードアを一般に広めたのは1972年のランボルギーニ・カウンタック。
- シザードアにはガス圧ダンパーが組み込まれ、自動開閉できる。
- シザードアを開けるにはゆっくり力を入れ、ダンパーを待つ。
- 乗り込む時は運転席側から先に開けるのが良い。
- ヒンジやダンパーに無理な力を加えないよう注意。
- 開閉の練習やメンテナンスが上手になるコツ。