ランドクルーザーを運転したいという人は多いのですが、実は普通免許ではランドクルーザーの中でも大型の車は運転できません。
ランドクルーザーには、普通免許の車両総重量上限を超えるモデルがたくさんあります。
そのため、ランドクルーザーを運転するには準中型免許を取得する必要があるのです。
準中型免許がないと運転できない車はランドクルーザーだけではありません。
普通免許ではアルファードなどの車も運転できなくなっています。
この記事では、ランドクルーザーを運転するために必要な免許について詳しく解説します。
準中型免許が必要なモデルや取得方法など、ランドクルーザー免許に関する疑問にお答えしていきます。
この記事のポイント
・ランドクルーザーのどのモデルが普通免許で運転できるか
・ランドクルーザーを運転するためには準中型免許が必要な理由
・準中型免許が必要な他の車種
・準中型免許の取得方法と費用
ランドクルーザーを運転するための免許とは?
普通免許では乗れないランドクルーザー
準中型免許が必要なランドクルーザー
オートマティック車は準中型免許が必要
準中型免許がないと乗れない車種
普通免許で乗れる最大クラスの車
ハイラックスを運転するための免許
ランドクルーザー70の免許条件
ランドクルーザーを運転するための免許
普通免許ではランドクルーザーの中でも大型の車は運転できません。ランドクルーザーには普通免許の車両総重量上限を超えるモデルが多数存在するため、準中型免許を取得する必要があります。
準中型免許は、車両総重量3.5トン以下の車を運転することができます。ランドクルーザーやハイラックスなどのSUVは、普通免許では運転できないケースが多いのです。自動車学校などで準中型免許の取得にチャレンジしましょう。
普通免許では乗れないランドクルーザー
ランドクルーザーにはミニからフルサイズまでさまざまなサイズがありますが、200番台や300番台の大型フルサイズモデルは、車両総重量が3.5トンを超えることがほとんどです。普通免許ではこの重量規制を超えてしまうため、運転することはできません。
例えばランドクルーザー200の車両総重量は2.8トンから3.5トン。プラドは2.7トンから3.2トンと、ほとんどの車種が普通免許の上限を超えています。大型SUVを運転したい場合は、準中型免許が必要不可欠です。
準中型免許が必要なランドクルーザー
前述の通り、ランドクルーザーの200番台や300番台はほとんどが準中型免許が必要です。では一方で、普通免許で運転できるランドクルーザーとはどのようなモデルでしょうか。
ランドクルーザーミニや70番台など、比較的コンパクトなクラスのものは普通免許で運転可能です。ただし、足回りなどを大幅に改造している個体については、車両総重量が上がっている可能性もあるので注意が必要です。
オートマティック車は準中型免許が必要
ランドクルーザーにはマニュアル車とオートマティック車が存在しますが、AT車の場合はさらに注意が必要です。AT限定免許の場合、準中型自動車は運転できません。
そのため、ランドクルーザーのAT車を運転したいのであれば、必ず準中型免許の取得が必要になります。マニュアル車なら普通免許でも運転できるケースがあるので、免許の条件に注意しましょう。
準中型免許がないと乗れない車種
普通免許では運転できない一般的な車種を見てみましょう。ランドクルーザー以外にも、準中型免許が必須となる車はたくさん存在します。
トヨタで言えば、ハイラックスやタコマが該当します。日産自動車のパトロールや三菱自動車のパジェロも準中型免許が必要です。ミニバンの一部にも、準中型免許が必要な車種があるので注意が必要です。
普通免許で乗れる最大クラスの車
普通免許で運転できる自動車の上限は、車両総重量2.8トン未満です。この規制に適合する最大クラスの車と言えば、トヨタ・クラウンや日産・フーガ、本田・レジェンドなどの大型セダンが該当します。
上限に近い2.5トンから2.8トンの車両総重量を持つこれらのセダンが、普通免許の許容範囲で最大の大型車と言えるでしょう。車格の大きなセダンを運転したい場合の選択肢となります。
ハイラックスを運転するための免許
トヨタのハイラックスはランドクルーザーと並ぶ人気のSUVですが、このハイラックスを運転するにはどの免許が必要でしょうか。
ハイラックスの車両総重量は、2.5トンから3.5トンと幅があります。2.8トン以下の車であれば普通免許で運転可能ですが、一般的には3.1トンを超えることがほとんどなので、準中型免許が必要となります。
マニュアル車であっても、準中型免許がないとハイラックスは運転できません。ハイラックス購入を検討している場合は、免許の条件にも注意しましょう。
ランドクルーザー70の免許条件
ランドクルーザー70シリーズは、ランドクルーザーの代名詞的な古典的な車種です。この70番台については、どの免許が必要でしょうか。
ランドクルーザー70の車両総重量は2.7トン程度と、比較的軽い部類に入ります。マニュアル車であれば普通免許で問題なく運転できますが、AT車の場合は準中型免許が必須となります。
ランドクルーザー70の中古車も人気ですが、自分の免許の条件を確認した上で、購入する車種を選ぶのが大切です。
ランドクルーザーの免許取得方法
ランドクルーザーを運転するためには、準中型免許の取得が必要です。代表的な取得方法と合格のポイントを整理しましょう。
教習所で準中型免許を取得する方法
一発試験で準中型免許を取得する方法
免許センターの手続き方法
免許更新のタイミング
補助金を利用して免許を取得
まとめ:ランドクルーザー運転のために必要な免許
自力で準中型免許を取得する方法
自力で準中型免許にチャレンジする場合、「一発試験」を受ける方法があります。事前の教習は受けず、試験に臨む方法です。
ただし一発試験は難易度が高く、合格できるまでに数回のチャレンジが必要な場合が多いのが難点です。合格までの費用が結果として高額になる可能性もあります。
仮免許を取得後、5日以上の自主練習が必要となります。練習には大型免許保持者の同乗が義務付けられています。一発試験は合格が厳しいため、できる限り教習所での取得をおすすめします。
教習所で準中型免許を取得する方法
教習所では、まず入校後に第1段階の教習を受講します。教習時間は既存の免許によって異なり、中型免許を持っている場合は14時間程度です。その後、仮免許試験に合格すると第2段階の教習に進みます。
教習所の場合、試験場での技能試験が免除されるため、合格率は高くなっています。また教習内容をしっかり学ぶことができるため、安全に運転する基礎技能が身につきます。取得費用は25~35万円程度が目安です。
一発試験で準中型免許を取得する方法
一発試験は、事前の教習を受けずに試験にチャレンジする方法です。仮免許取得後の自主練習を経て、直接試験に臨みます。
ただし、技能試験の免除はなく、試験自体の難易度も高いのが特徴です。合格できるまでに再受験が必要になる可能性が高く、結果的に取得費用がかさむ場合があります。教習所と比べて合格率は低いため、熟練の運転技術が必須となります。
免許センターの手続き方法
免許センターでは、まず運転経歴証明書や写真、健康診断書を準備し、窓口に申請書を提出します。次に、適性検査を受けます。検査に合格すれば、指定の教習所で教習を受講し、技能試験に臨む流れになります。
試験は教習所の車を使用するため、事前に慣熟走行を行うことが大切です。試験場では検者の指示に素早く正確に従い、安全運転を心がけることがポイントとなります。技能試験に合格すれば、無事免許を取得することができます。
免許更新のタイミング
準中型免許も普通免許と同様に、一定の期間ごとに更新が必要です。新規取得から初回の更新までは3年が期限となります。以降は5年ごとの更新となりますが、高齢者の場合は短縮される場合があります。
更新時は、技能試験の再取得は不要です。視力検査に加え、運転適性検査を受ける必要があります。更新手続きは早めに済ませておくことをおすすめします。
免許取得の費用の目安
自動車教習所で準中型免許を取得する場合の標準的な費用は、25~35万円程度が目安となります。所有免許や教習時間によって幅が出ますが、概ねこの範囲での予算をたてておくと良いでしょう。
一発試験の場合は受験料のみで済むため費用を抑えられますが、再受験が発生すると教習所並みの費用がかかる可能性もある点に注意が必要です。
補助金を利用して免許を取得
厚生労働省の教育訓練給付制度や、人材開発支援助成金などの補助金を活用することで、費用負担を軽減できます。対象条件を満たせば、受講料の最大4割が補助される場合があります。
補助金の申請に必要な提出書類を揃え、手続きを行うことで、免許取得の費用を節約することが可能です。取得費用の心配なくチャレンジできる環境が整っています。
まとめ:ランドクルーザー運転のために必要な免許
・普通免許では車両総重量が3.5トンを超えるランドクルーザーは運転できない。
・準中型免許を取得する必要がある。車両総重量3.5トン以下の車を運転できる。
・200番台や300番台のランドクルーザーはほとんどが準中型免許必要。
・ランドクルーザーミニや70番台なら普通免許で運転可能。
・ランドクルーザーのAT車は準中型免許が必須。
・ハイラックスやタコマ、パジェロなども準中型免許必要。
・普通免許の上限は車両総重量2.8トン。
・クラウンやフーガ、レジェンドなど大型セダンが上限。
・ハイラックスはほとんどが3.1トン超えなので準中型免許必要。
・ランドクルーザー70ならマニュアル車は普通免許で運転可。
・準中型免許は教習所がおすすめ。合格率高く運転技能向上できる。
参考