エンジンをかけるとnboxのメーター内にスパナマークが表示されるのを見たことがある方は多いはずです。このスパナマークはなぜ表示されるのでしょうか? また、点滅する理由や対処法について知りたい方も多いのではないでしょうか。
この記事では、nboxのスパナマークが点滅する理由と、その対処法を詳しく解説します。ホンダのスパナマークはオイル交換のタイミングを知らせる大切なサイン。しかし、リセット方法は簡単です。
車のメンテナンスサインとして存在するスパナマーク。その意味と対処法をしっかり理解して、エンジン故障を未然に防ぎましょう。
この記事のポイント
・スパナマークの点滅パターンと意味
・点滅が始まるタイミング
・点灯に変わった場合のリスク
・スパナマークのリセット方法
nboxのスパナマークが点滅する理由と対処法
スパナマークは、nboxのメーター内にあるオレンジ色のランプです。このマークが点滅や点灯する理由は、エンジンオイルの交換時期をドライバーに知らせるためのものです。
点滅のパターンには理由があり、対処を怠るとエンジン故障につながる可能性があります。ここでは、スパナマークが点滅する原因と対策について詳しく解説します。
エンジンオイルのメンテナンスを知らせるランプ
走行距離によって点滅パターンが変化
5,000km以上走行時に常時点灯へ
オイル交換前に点滅で注意喚起
ディーラーはオイル交換時にリセットしてくれる
スパナマークが点滅する意味は?
エンジンオイルのメンテナンスを知らせるランプ
走行距離によって点滅パターンが変化
5,000km以上走行時に常時点灯へ
オイル交換前に点滅で注意喚起
ディーラーはオイル交換時にリセットしてくれる
スパナマークが点滅する意味は?
スパナマークは「オイル交換お知らせシステム」の一環で、エンジンオイルの劣化を検知すると点滅を開始します。
点滅が開始するタイミングは、前回のオイル交換から一定の走行距離を超えた時点です。nboxの場合は4,500kmです。
したがって、スパナマークの点滅は「オイル交換が必要な時期です」とドライバーに注意喚起している訳です。
エンジンオイルのメンテナンスを知らせるランプ
メーカー各社には、オイル交換時期を知らせるエンジンオイルメンテナンスシステムが搭載されています。
nboxのスパナマークもその一つで、センサーでオイルの劣化を検知し、ドライバーに「オイルを交換してください」とアナウンスしているのです。
スパナマークは車種によって異なりますが、共通の目的はエンジンを長持ちさせるための注意喚起です。
走行距離によって点滅パターンが変化
スパナマークの点滅パターンは、前回オイル交換からの走行距離によって変化します。
4,500km未満 – 数秒間点灯後、消灯
4,500km~5,000km – 数秒間点灯後、10秒間点滅して消灯
5,000km以上 – 常時点灯(リセットまで)
したがって、長距離を日常的に運転するドライバーは、スパナマークの点滅が早期に始まり注意が必要です。
5,000km以上走行時に常時点灯へ
前回のオイル交換から5,000km以上が経過すると、スパナマークはもはや点滅ではなく「常時点灯」へと切り替わります。
これはオイルの劣化が進行し、早急なオイル交換が必要であることを示しています。この状態が長引くと、エンジン故障のリスクが高まります。
したがって、スパナマークが常時点灯になったらできるだけ早く交換する必要があります。点灯後もそのまま放置していると回復困難なエンジン破損につながる危険性があるのです。
オイル交換前に点滅で注意喚起
メーカー各社がこのようなシステムを搭載する目的は、オイル交換忘れによるエンジン破損を防ぐためです。
スパナマークの点滅点灯によって、オイル交換の目安を知らせることができます。特に長距離ドライバーにとって、このアラートはエンジン故障を回避するために重要な機能といえるでしょう。
ディーラーはオイル交換時にリセットしてくれる
ディーラーや整備工場では、オイル交換と同時にスパナマークもリセットしてくれます。
しかし、自分でオイル交換した場合はリセットを忘れがちです。リセットしないと次のオイル交換まで点滅が続きますので、交換後には必ずリセットするようにしましょう。
nboxのスパナマーク点滅を消すリセットの方法
nboxのスパナマークは、簡単な操作でリセットが可能です。メーター操作の手順をしっかり行えば、きちんとリセットできます。
ステアリングのボタンを使った手順
SEL/RESETボタンの長押しがポイント
エンジン始動のタイミングが大切
消えない場合は手順を確認する
交換履歴を把握しましょう
オイル交換は定期的に実施する
オイル種類にも注意する
費用は1万円程度が相場
エンジン洗浄も併せてオススメ
まとめ:nboxスパナマーク点滅の意味と対処法
リセット操作で簡単に消せる
nboxのスパナマークは、専用のリセット操作を行うことで消去できます。難しい作業ではなく、説明書に沿って操作すれば誰でも簡単にリセットが可能です。
ディーラー任せにする必要はなく、DIYだからと放置せず、自分で消去する習慣をつけましょう。
ステアリングのボタンを使った手順
リセットにはステアリング左側の「SEL/RESET」ボタンと、右側のエンジンスタートボタンの2つを使用します。
手順は1SELボタン長押し→2スタートボタン2回→3SEL離す→4SEL再長押し、となります。エンジン始動に注意しつつ、正確にこの流れで操作しましょう。
SEL/RESETボタンの長押しがポイント
リセットの肝となるのが、SEL/RESETボタンの「長押し」です。1回だけ押しては駄目で、点滅が始まるまで10秒以上押し続ける必要があります。
最初の長押しと、一度離して再度の長押しの2回がポイント。この2回の長押しを確実に行いリセットを完了させましょう。
エンジン始動のタイミングが大切
スタートボタンを押す際、エンジンが始動しないよう注意が必要です。アクセサリー状態での操作なので、ブレーキを踏まずに2回押すのがコツです。
エンジンが始動してしまうと作業続行できなくなるので、ブレーキを踏まないことを心がけましょう。
消えない場合は手順を確認する
スパナマークがリセット後も消えない場合、操作の手順を確認する必要があります。
まずは説明書を参照し、ボタン操作の順序が正しいかを確認しましょう。SEL/RESETボタンの長押しは10秒以上必要です。エンジンスタートボタンも2回押すのが条件です。
操作のタイミングにも注意が必要です。SELボタン長押し中にスタートボタンを押し、一度SELを離して再度長押しする流れが大切です。
ボタン操作の力加減もポイントの一つ。弱めの押し方だと反応しない可能性があります。しっかりと強く、ボタンを奥まで押し込む感覚が必要不可欠です。
消えない原因として、バッテリーの接続不良も考えられます。バッテリー脱着後はリセットが機能しない場合があるので、再度バッテリーを外して接続状態を確認しましょう。
手順通りに操作しても消えないときは、最終的にはディーラーに相談するのが確実です。プロなら正確にリセット作業が行えるでしょう。
交換履歴を把握しましょう
自分でオイル交換した場合、いつ交換したのか記録していないと、次の交換時期が正確に把握できません。
交換した日付と走行距離をメモする習慣をつけることで、スパナマーク点滅のタイミングと合わせて、交換時期を判断する材料となります。
オイル交換は定期的に実施する
スパナマークはあくまでも目安。メーカー推奨のオイル交換周期を守るために、定期的な交換が必要です。
例えばnboxの場合、6ヶ月ごとか5,000kmごとの交換が推奨されています。日頃の使用状況に合わせて、スパナマークにかかわらず定期交換を心がけましょう。
オイル種類にも注意する
オイル交換の際、必ずメーカー指定のオイルを使用する必要があります。スパナマークは、指定オイルを前提とした設計です。
カストロールや他のオイルを使用すると、スパナマークの点滅パターンが正確に働かない可能性がありますので注意が必要です。
費用は1万円程度が相場
nboxのオイル交換代は、作業時間30分程度で1万円前後が相場です。販売店によって多少の開きはありますが、1.5~2万円と高額になることはまれです。
交換の際は複数店の見積もりを取り、競争原理を働かせることでコストパフォーマンスを高めることができるでしょう。
エンジン洗浄も併せてオススメ
オイル交換の際は、エンジン洗浄を同時に行うことをおすすめします。
エンジン内のオイル汚れを洗い流すことで、新品オイルの機能が最大限に発揮されるからです。洗浄作業は30分程度で、2,000円ほどの追加費用で実施可能です。
まとめ:nboxスパナマーク点滅の意味と対処法
・スパナマークはオイル交換の注意喚起
・4,500kmごとに点滅が始まる
・5,000km以上だと常時点灯に変わる
・点灯しているとエンジンに悪影響がある
・交換後は必ずリセットが必要
・SELボタンとスタートボタンでリセット可能
・SELは長押しがポイント
・エンジン始動に注意
・手順通りできない場合はディーラーに相談
・交換履歴を記録しておくことが大切
・メーカー推奨周期で定期交換をすること
・指定オイルを使用する必要がある
参考
警告表示が出たらすぐに!N-BOXのレーダーセンサー汚れ対策